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迫力ある水流を称えた、バロック様式の人工泉。後方には「ポーリ宮殿」があり、そこに一体化する形で、ネプチューンなどのローマ神話の神々の美しい彫像が見られます。
ローマ市内にある噴水の中では最も規模が大きく、元々は初代ローマ皇帝アウグストゥスが作らせた〝ヴィルゴ水道〟の終端施設として使われていた場所でした。
現在の優美なバロック式の噴水へと生まれ変わったのは、さらに時が流れた1762年のこと。教皇クレメンス12世の勅命を受けたローマの建築家ニコラ・サルヴィが設計し、ピエトロ・ブラッチによって建造が始まりました。
建築家の没した後も工事は続き、全行程で30年もの月日をかけて、ようやく完成となりました。
泉に背を向けて、コインを投げ入れると「ローマへ戻ってこられる」という言い伝えはよく知られるところですが、実は願う内容によって投げるコインの枚数が異なるのです。
コインを〝2枚投げる〟と「大切な人と永遠に一緒にいられる」とされ、〝3枚投げる〟と「別れたい恋人や夫・妻と別離できる」という言い伝えなんですね。
別れを願うのに「なぜコインを3枚投げるのか」については、キリスト教が離婚を禁止していたので、せめて泉に願ったという歴史の名残りがあるそうです。
名称
トレヴィの泉
住所
Piazza di Trevi, 00187 Roma RM