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ローマの7つの丘のひとつ〝アヴェンティーノの丘〟(Monte Aventino)にあるのが、知る人ぞ知るローマの観光スポット「マルタ騎士団の館」です。
マルタ騎士団とは、11世紀に聖地エルサレム巡礼者の宿泊と医療に奉仕するため、西欧カトリック諸国の貴族が結成した古い騎士修道会で、元々は〝聖ヨハネ騎士団〟という名称でした。
世界三大騎士団と呼ばれた「テンプル騎士団」「ドイツ騎士団」「マルタ騎士団」の中で、現在まで活動を続ける、唯一無二の誇り高き騎士団でもあります。
バロック時代の天才画家カラヴァッジョも、殺人罪でローマから追われた際、ローマ法王から恩赦を得るために、一時期この騎士団に身を寄せていたことでも知られています。
現在の正式名称は〝ロードス及びマルタにおけるエルサレムの聖ヨハネ病院独立騎士修道会〟といい、ロードス島及びマルタ島では旧来の領土を喪失しているため、「領土なき独立国」としてローマに中央政府を置いています。
イタリアでは〝ロードス騎士団の館〟と呼ばれます。
このマルタ騎士団の館の鍵穴が、ローマでは穴場のおすすめ観光スポットとして知られています。
扉の鍵穴を覗きこむと、暗闇の先に光り輝く幻想的な〝サン・ピエトロ大聖堂〟クーポラの姿を望み、美しいこの風景を一目見ようと、今日も誰かがカメラを片手に坂道の先を目指すのです。
名称
マルタ騎士団の館
住所
Piazza dei Cavalieri di Malta, 4, 00153 Roma RM